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みんなもくねくね②

2014年7月17日

小嶋歯科医院の朝のミーティング。
それはそれは、一言も聞き逃したくない位の内容の濃いものです。
そして、私はミーティングの記録係でもあるので、本当に聞き逃せないのですが・・・(笑)
このミーティングはスタンディング形式なのです。
つまりは立って行います。

話しは前後しますが、小嶋歯科医院に勤め始めたころ、
このミーティング中、小嶋先生に「立ってるの苦手?」と言われました。
その時はっきり言って、立っているのが苦手というのが、あまり意味がわかりませんでした。
なぜかというと、立っているのが得意な人が存在するとは思っていなかったからです。
誰でも苦手なのかと思っていました。だから、じっと立っていることに耐えられずに、片足ずつ重心を移動してみたり、足首を内側に曲げてみたりと落ち着かない自分は、
子供みたいに忍耐力がなく情けないと思っていたのです。
「足の骨の耐性時間のプログラムの問題だね。」
先生またですか??座ってるのに続き、立っているのもプログラムの問題だったとは!
しかも、みんなが苦手だと思っていた立つことが、そうではなかったことにびっくり!!です。
私ほど苦痛に感じてる訳ではなかったんだ~。
と、前回の記事にも書きましたが、
精神的なものではなかったことが分かっただけでも、本当に嬉しくて、そんなことを指摘してくれる職場で働けて
本当に良かった~と、心底思いました。

話しは戻って、最近のミーティング。
じっとしていられない私の右横で、最近ミーティングに頑張って出て来ている、先輩スタッフのAさんがしゃがんでいます。
そして左横では先輩スタッフSさんが、壁によっかかって立っています。
その横には唯一きちんと立っている先輩スタッフMさん。
「もしかして、みんなもくねくね?ちょっと調べてみよう。」ということで、急遽くねくね検査が始まりました!!
どのように調べるかと言いますと、立っている人の肩に高い所から手を置いて体重を掛けていきます。
そうすると、くねくねの人は膝が前に出てしまいます。そこで力を逃すようです。
くねくねじゃない人はどんなに体重を掛けても、膝は前に出ないでしっかりと立っています。
結果は・・・全員くねくね。
Mさんも?と私は不思議に思いましたが、Mさんはとても無理をしてしまうタイプなので、そういう人は、自立神経の方に異常が出てきてしまうので、気を付けなければいけないそうなのです。
そして、先生は一人一人、プログラムの組換えの調整をしてくれました。
それが終わったら、もう一度検査をしてチェックです。
結果は・・・全員膝が前に出なくなりました。そしてしっかりと立てるようになりました。

が、しかし大切なのはここからです。プログラムの組換えは、何度かやって脳にその情報を定着させないとまた元に戻ってしまいます。なので、本当に立っていたいと思ったならば、何度かお願いする必要があります。
が、おそらくこの後、私も含め先生にお願いしたスタッフはいないと思います。なぜか?
私は先生とこのプログラムの話しをしました。そんな話しの中で先生は言いました。
「この坐骨と足の骨の耐性時間が短い人は、どういう生き方をすればつらくなく生きられると思う?
それは3つあって、

①プログラムを組換える。
②自分にあった仕事、ライフスタイルにする。そういったことを受け入れてくれる職場なり環境に身を置く。
(座れない人はそういう仕事をしない。立っていられない人はそういう仕事をしない。等)

③その人がその人らしく生きていくことのできる社会を作っていく。実は③がとても大事。」
わたしは最初③の意味を理解出来ず、先生に何度も聞いてしまいまいた。つまり③は、誰かの意図に自分を合わせるのではなく、誰もが主体となって選んでいける場を作っていくことなのです。
本来人(生命)は多様性に溢れた存在なのに、今の社会では誰かの意図によって、知らない間にひとつの方向、ひとつの狭い道に向かわせられてしまっています。
だからその狭い道から外れてしまった人は、自分を否定したり、されたり、その道に合うように直そうとしたり、されたりしてしまいます。
その結果、自分らしさを見失ってしまうことになるのです。
だから、③の誰のどんな意図も存在しない、ただ自分が自分らしく、そして関わる人がその人らしく生きることだけを目的にした社会を作ることが、くねくねの人だけではなく、今の社会にうまく合わせられなかったり、合わせようとしてしまう全ての人にとって、本当に必要なことなのではないでしょうか?

小嶋先生は、いつでも沢山の選択肢を考えるように、私達スタッフに言います。
小嶋歯科医院が目指しているのもそこだからです。その人がその人らしく生きれることをお手伝いするために。


スタッフが先生にプログラムの組換えをお願いしないのかが、なんとなくわかりました。
でも私は、もっとミーティングに集中したいので、もうちょっと耐性時間を延ばしたいかな。

次回はまた究極の一日⑥に戻ります。
読んでいただいてありがとうございます。

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みんなもくねくね?①

2014年7月10日

なかなか本題の、くねくね研究に進まないというクレームをいただきましたので、
今回は、究極の一日はお休みして、ブログのタイトルでもあります
くねくねについて書かせていただきますっ!!

まずここでいうくねくねとは・・・
①固い椅子に子供のころから長時間座っていることが苦痛。座っていると、じっとしていられずに、体をくねくね動かしてしまう。
②じっと立っていることが子供のころから苦痛。立っているとじっとしていられずに、片足ごとに重心をかけたり、足首を内側に曲げたり、とにかく両足を地面に着けて立っていられない。
というものです。みなさんはどうですか?
ちなみに私くねくね里美は、①と②両方です。座っているのも、立っているのも苦手です(笑)
そしてこれに当てはまる人は、だいたい子供のころから集中力が無く、多動というレッテルを張られてしまったり、見た目もなんだかくねくねして、ちょっと頼りない感じに見えてしまいます。そして何より自分自身がそのことによって自分を責めてしまったり、情けなく思ってしまったりするのです。私の場合はそうでした。
それは身体的な問題ではなく、精神的な問題だと思っていたからです。

が、しかし、全国のくねくねのみなさん!!(笑)
ブログの最初の記事にも書きましたが、これは脳のプログラムの問題なのです!!
脳のプログラムとは、生まれた時にプログラムされたもので、これは普通生まれてから死ぬまで変わりません。
そのプログラムの中に、坐骨の耐性時間や足の骨の耐性時間があるのです。
私の場合は、坐骨の耐性時間が3分、足の舟状骨という骨の耐性時間が0分ということでした。
つまり、座っていられるのは3分、両足でじっと立っていることは、ほぼ出来ないということになります。
普通であれば、坐骨の耐性は10時間ぐらいあるそうです。
が、諦めることはありません。
このプログラムの書き換えを小嶋先生はこちらが望めばやってくれます。
そして、かなり高度な技術を要するものの、勉強していけば自分で出来るようになることも不可能ではないのそうなのです。
しかし本当のところ、プログラムの書き換えが出来るか出来ないかというよりも、自分の精神力の問題ではなかったという事実が、どれだけ私を楽にしてくれたことか、筆舌出来ないほどです。そして今までの自分を理解する上で、とても役に立ちました。
小嶋歯科医院にいらっしゃるお子さんの中にも、かなりの割合で、くねくねキッズがいらっしゃいます。
子供は大人よりも素直に表現するのでわかりやすいです。そんなお子さんのことをお母さんは、
「落ち着きがないんですよ~」とおっしゃいます。
しかし、そうじゃないのです。脳のプログラムのせいなのです。そのお話を小嶋先生がすると、お母さんも、お子さん自身も表情が明るくなります。
私は、ぜひ多くの方にこの事実を知ってもらいたい!と思います。

と、前置きが長くなってしまいましたが、次回はこのくねくねにまつわる、小嶋歯科医院での朝のミーティングでの出来事を書いていきたいと思います。
みんなもくねくね?②に続く・・・
読んでいただいてありがとうございます。